青森県のB級グルメについて

青森県には、海の幸も山の幸も美味しいものがいっぱいあります。
厳しい気候を考えて工夫された料理方法により、戦前から長く親しまれているグルメが多いので、一度試してみてはいかがでしょうか。

青森県のB級グルメについて紹介していきます。

知名度の高い八戸せんべい汁

出典：https://ja.wikipedia.org/wiki/せんべい汁

まず、様々なB級グルメのイベントや番組で話題となり、最も知名度が高いものは、八戸せんべい汁でしょう。
南部せんべいは青森県で古くから親しまれている、小麦粉を原料としたせんべいです。

これを調理にした、おつゆせんべいと呼ばれるせんべいを、醤油ベースの汁に加え、肉や魚、きのこや白菜などのたっぷりの具材と一緒に煮込んだものが、八戸せんべい汁です。
食感は、もちもちシコシコとしており、食べごたえのあるものです。

近年は、塩や味噌をベースにした汁なども人気で、様々なバリエーションで楽しむことができます。

イベント受賞歴のある「十和田バラ焼き」

出典：http://find-travel.jp/article/27254

これと並んで知名度が高いB級グルメには、B級グルメのイベントで受賞歴のある十和田バラ焼きがありますたっぷりの玉ねぎと牛バラ肉を、醤油をベースにした甘辛いタレに絡めて、水分がなくなるまで炒めた料理です。

玉ねぎの甘みや旨味がしっかりとしみこみ、食べごたえのある濃厚な一品です。
牛以外にも、豚や馬、ヒツジなどのバラ肉で食べられるお店もあります。

びっくりメニューの「味噌カレー牛乳ラーメン」と「黒石つゆ焼きそば」

出典：https://ja.wikipedia.org/wiki/味噌カレー牛乳ラーメン

ちょっと珍しくてびっくりしてしまうメニューには、味噌カレー牛乳ラーメンがあります。
味噌をベースにカレー粉や牛乳で味を調え、トッピングにはバターやもやしを載せて食べます。
スパーシーさと濃厚でまろやかな旨味は想像以上に組み合わせが良く、つい癖になってしまう味です。

出典：https://ja.wikipedia.org/wiki/つゆ焼きそば

同様に、少しびっくりしてしまう麺類には他にも、黒石つゆ焼きそばがあります。
温かい和風スープの中に、なんとウスターソースで炒めた焼きそばを入れ、天かすやネギをトッピングしたものです。
焼きそばの面はもちもちとしており、ソースとスープが徐々に絡まり、味の変化を楽しむことができます。

古くから親しまれてきた「青森生姜味噌おでん」と「いがめんち」

出典：https://ja.wikipedia.org/wiki/青森生姜味噌おでん

戦後から親しまれている料理として、青森生姜味噌おでんも特徴的です。
具は普通のおでんと一見変わらないのですが、すりおろした生姜と味噌を和えたタレが特徴的です。
青森の寒い気候によく合った料理で、体が温まり、どこか安心できる味わいがあります。

出典：http://www.umai-aomori.jp/eatarea/4.phtml

同様に、古くから弘前市を中心に親しまれてきているメニューに、いがめんちと呼ばれる揚げ物があります。
イカのゲソを包丁で叩き、みじん切りにしたキャベツやニンジンなどの季節の野菜と一緒に小麦粉で和え、揚げ焼きにした食事です。
津軽の内陸部では魚介類が貴重であったため、残すことなく大切に使うために工夫された家庭料理といわれています。

青森県にはこのほかにも、海の幸や山の幸をふんだんに使ったB級グルメが多数存在しています。
そのうちの多くが前述したように戦前・戦後から長い間親しまれており、厳しい気候や地形を乗り越えるために工夫されたものばかりであることが特徴的です。