食事バランスガイドは、平成12年3月に策定された、健康で豊かな食生活の実現を目的とした食生活指針を具体的な行動に結びつけるために生み出されたもので、平成17年から運用されています。
食事バランスガイドとは何か
出典:http://www.maff.go.jp/j/balance_guide/kakudaizu.html
食事バランスガイドは平成17年に国によって決定されたもので、1日に何を、どれくらい食べればよいかと言うのを、コマをイメージしたイラストで表現しているものです。
健康で豊かな食生活の実現を目的としたもので、それを具体的な行動に結びつけるための助けとして運用されています。
バランスのコマは5つの食事グループ、主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物から成立しており、どれかが足りないとバランスが崩れてしまうということが、コマのイラストによってイメージできるようにされています。
更にコマの軸には水分が存在しており、これは水分は食事の中でも欠かせない存在であることを示しています。
その他、コマを安定して回転させるための要素として運動が、そしてコマを回すための紐の役割としてお菓子・嗜好飲料が存在しています。
食事バランスガイドを詳しく見ていく
食事バランスガイドにおいて、まずコマの最上位に描かれているのはご飯やパン、麺などの主食です。量にしてご飯中盛り4杯程度食べると良いとされています。
その下には副菜があり、これは野菜、きのこ、芋、海藻料理のことです。
野菜料理5皿程度を摂るのが望ましいとされています。
副菜の次には肉、魚、卵、大豆料理と言った主菜があり、これはこの中から3皿程度の摂取がバランスのためには良いとされています。
そしてコマの最下層には牛乳・乳製品と果物が並んで描かれており、牛乳だったら1本程度、果物でミカンの場合なら2個程度が良いとされています。
これらは摂取量こそ少ないですが、コマを支えると言う重要な位置づけです。
お菓子・嗜好飲料はあくまでも楽しく、適度に摂取するのが良いという位置づけです。
なおそれぞれの摂取量は食事グループごとに定められているため、たとえば主食を多く食べるために副菜を減らすと言うような考え方はできないので注意して下さい。
食事バランスガイドを活用する
出典:http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/zissen_navi/balance/index.html
食生活は健康に直結すると言っても過言ではないことです。
ですがそのバランスについてあれこれと考えると、悩みが尽きないのが現状です。
しかしこの食事バランスガイドを活用すれば、足りているものはどれか、不足しているものはどれかと言うことが簡単にわかります。
そしてあとは不足しているものを補えば良いだけなので、簡単に食事バランスを整えることができます。